フトアゴヒゲトカゲさんとの生活

7歳のフトアゴヒゲトカゲの女の子おちょこさんとデザイナー兼イラストレーターの飼い主の生活です

責任 2

さて、昨日の続きを書いていきます(^ー^)

おちょこさんを診てくれる動物病院を探し始めて30分ほどたったでしょうか、
家から車で30分以内の病院Bに電話をして、状況を伝えると
『見れますのですぐに連れてきてください』と言ってもらえました。そして、『ただ、9時を過ぎると時間外料金がもっと高くなるからなるべく9時までにきてください』とつけたされました。私としては連れてきていいと言ってもらえただけで本当に救われました。(病院Bの優しさに涙)

そして病院につくと、時間外なので、自動ドアを手動で開けてくださり、先生が来てくれました。もう、本当にぐったりして死にそうなんです。と泣きそうなのをこらえて伝えると、『貧血がひどいのでとりあえず気付に注射を打ちます。』と注射をしてもらいました。ステロイドの注射です。賛否は両論あると思います。でも生きるか死ぬかでそんなこと言って要られません、私は打ってもらいました。

少しするとおちょこさんが目を開けて少しだけ安心したのを覚えています。先生に「もうだめかとおもいました・・・」と弱音を吐きまくりました。

採血などはできない状況で、あとはケージの温度をいつもより少しあったかくして、できるだけ温めてあげてください。とのことだったのでその日は帰宅しました。

それから2日は本当に気を使っていましたが、なんとたしかその3日後、おちょこさん卵を産んだのです。。。。おーい。

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たまご

ちなみにこの1ヶ月前産卵の兆候があったので、土の産卵床を作って入れたところ、無事に産んだのです。通常のフトアゴの出産は多くて年6回との情報があったので、もし産むにしても間隔1ヶ月ははやすぎます。産み残しだったのかはなぞですが、かなり焦りました。

すぐまた病院B
※貧血の中産んだのと、卵を産んだ後は体力も消耗するので点滴が必要かもしれないと思っていきました。

病院Bへいくと、点滴もなく、(フトアゴさんの場合ほとんどが皮下点滴ですが)、検査は診るだけでした。前回と同じ注射だけしてくれました。

しかしまた後日おちょこさんは貧血のような症状が起こります。
また病院B

先生がまずこの病気かもしれないと思ったものは
『自己免疫性溶血性貧血』だったかな?うろ覚えですいません。
これに対する貧血の治療はフトアゴさんにはないと言われ、とりあえず注射を打って、その感覚をだんだん広くしていき、症状を抑えるというものでした。完治したと言えるのは3年後くらいと先生には言われました。

まず1週間に1回(ほんとは毎日でも注射に来るか、私が注射をする方がいいと言われましたが、できないので)それ以外は家で薬を飲ませる。それを2週間に1回、3週間に1回と感覚をあけて問題なければそこで投薬をやめるというスタイルです。

この第二の病院Bには先生がその注射をやめていいと思いますと言われるまで、十数回通ったのですが、おちょこさんはどんどん元気になっていきました。

ただ、私の中でまた新たな疑問が生まれます。
『この病院は採血や点滴をしないけどなぜ?』

その病院Bの先生の診断はやってみて原因を探るスタイルでした。

思い切って先生に聞いてみると
『うちは、爬虫類用の検査の設備はないんです』とのこと。

ただ、先生は経験が豊富で、もと関西では爬虫類診療でも有名な病院に勤めておられたことからホームページには爬虫類さんも診れますとかいてあります。

なるほど!!でもおちょこさんが少し体力を取り戻した今、採血データは取っておきたい!!と私は思いました。

この先生もとても良い先生でしたが、爬虫類の場合採血データは必要不可欠だと私は思っています。病院を選ばれる際は爬虫類の検査や採血設備と、データがある病院をお勧めしたいです。(緊急を要する場合以外に限る。緊急の場合は見てもらえる爬虫類診療経験がある近くの病院へ私はいく。)
※爬虫類のデータ収集については田園調布動物病院の田向先生の著書を見て、先生ありがとう!!と思いました。しかし採血の数値以外にも爬虫類のデータはまだまだ不足していると思います。私はいろんなことを共有したいと思います。

そして余談ですが、爬虫類の血液検査の数値の正常値は病院によって違います。
これもかなりのポイントです。
Aの病院では尿酸値が高い、と診断されても、Bの病院では基準値に入っていることなんてよくあることです。この数値についてはまた別の機会に書きたいと思います。

そして6月28日、最初に倒れてから約2ヶ月後、またおちょこさんの容態が悪くなります。ぐったりはしていないのですが、へんなビクビクと口からプハッって息出すのが止まらないので飼い主は焦りまくります。その日はまだ夕方だったのと、検査も必要だと判断したため、再び最初の病院Aへ行く飼い主なのでした。
そこで、容態が悪すぎて採血はとても無理だと言われ、翌日再度採血とエコーなどの検査をすることになりました。
検査が無理だったのはおちょこさんがもし採血後に容態が急変した場合病院が夜間診療をしていないので、もしもの時のことを考えて、先生から伝えられました。
※採血をしてもらえて安心なのはやはり最初の病院Aだったので再度受診しました。

そして翌日採血とレントゲンとエコー検査してもらった結果、血液検査は全く異常なし、気になるのは少し腸のあたりに影があるのと、げっぷのような症状もあるので、もしかしたら腸閉塞かもしれないと告げられました。
そして脱水しているので水分と利尿剤を点滴しますと言われ処置してもらいました。

腸閉塞はひどい場合は手術です。しかしそんな体力おちょこさんにはありません。飼い主は絶望しながら詰まっているものが取れて腸閉塞が治るように祈って帰宅しました。

そしてまたこの病院Aでは時間があるときは点滴に通うように指示されます。腸閉塞を治すためできるだけ利尿剤と水分補給をするためということでした。

そしてこの病院A病院Bで受けていた治療を説明したところ、フトアゴさんにステロイドを使うなんて考えられない!!と言われました。
「え?でもおちょこさんその治療で元気になったんだけど。。。」←飼い主の心の中。

もうどちらが正しいのかわからないよ!!!
と思った飼い主。正直に病院Bの先生にステロイド治療がダメと言われたがどちらが正しいのかわからなくなったと相談。←素直!

すると先生は『僕はステロイドがあっていると思ったからその治療をしたし、命には変えられないからその方法しかないと思ってやっている。でも病院を選ぶのは飼い主さんなので、飼い主さんの意思にお任せしますよ!』と優しく言ってくれました。
私は検査設備さえあれば!!と思いつつ、病院Aに通うことにしました。

しかし数日後、決定的なことが起こります。

病院A点滴をした後、おちょこさんの容態が悪くなったのです

なぜだろうと飼い主は考えました。でもわかりません。当たり前ですw

責任 3へつづく

ここまでのまとめ
4月14日 おちょこさん倒れる 夜間救急で病院Bへ。貧血と診断され温めまくる。
4月17日 卵を産む 病院B
5月 病院Bが検査をしてくれないので疑問が生まれる 病院Bに検査の設備がないことが判明
6月28日 へんなビクビクとげっぷのような症状が頻発し病院Aへ 検査は無理と言われ翌日再度受診することに。
6月29日 病院Aで検査の結果、腸閉塞かもと診断 利尿剤と水分を点滴される。 
この間に 病院Bの先生にステロイド治療がダメと言われたがどちらが正しいのかわからなくなったと相談。
7月 病院Aに点滴に通って数回目、点滴から帰宅後におちょこさんの容態が点滴前より悪くなります。⇦いまここ